至 誠
感性豊かに 学び合い 認め合い
ともに高め合う生徒
令和6年度小山町立須走中学校年間計画
学区は古くから鎌倉と甲州を結ぶ街道の宿場町として、また富士山信仰の拠点の一つとして栄えたが、国境の町であり外部の情勢に左右され続けてきた。そのために時代の動きには敏感で進取な気風に富んでいる。
昭和29年に陸上自衛隊富士学校が開設され、日本全国から転入してくる隊員により、人口が急増することとなった。同時に、企業や観光産業の進出もあり、地域住民との融合が進む中で生活様式や考え方が多様化し、都市化された町へと変貌してきた。
保護者の構成は自衛官が5割、昔からの地元民が3割、外部から分譲住宅等に移り住んだ人たちが2割となっている。地域の学校教育に寄せる期待は大きく、「社団法人須走彰徳山林会」による学校への多大な助成もその表れの一つである。また、体育大会を地域と合同で行ったり、浅間神社大祭等の地域の行事に大勢の生徒が参加したりするなど、学校と地域の連携も積極的かつ協力的に行われている。
校舎は地域の北側の緑多き環境豊かな山裾に位置し、ほとんどの生徒は徒歩20分以内で登校している。校舎西側にはこども園、東側には小学校が並び、学園地帯を形成している。平成17年10月に耐震、防音、冷暖房を備えた新校舎が完成した。
町の西部には広大な敷地に富士学校が位置し、町の東側には官舎が多数並んでおり、地域が富士学校と密接な関係にあることがうかがい知れる。また、町の中を箱根と富士五湖を結ぶ国道138号線が走っており、その延長線上に東富士五湖道路があるため、一日平均7千台以上の交通量となり、休日は常に渋滞となるので、安全指導をあらゆる機会を捉えて行っている。平成23年4月14日には、“道の駅すばしり”がオープンした。